おおにし整形外科医院の基本的な治療方針 |
骨折した骨がずれたり、曲がったりしている患者さんには、麻酔をしてから、レントゲンの透視下で徒手整復術・固定(副子・ギプス)を行います。翌日来院して頂き、患肢の状態を診察し、必要に応じて処置します。その後は1週毎に来院して頂き、骨折部の再転位の有無などをチェックします。 固定期間(約1カ月間)中でもリハビリテーションを行います。 固定を除去した後は、固定による関節拘縮、筋力低下に対して、積極的にリハビリテーションを行います。 関節可動域改善訓練、筋力増強訓練を行い、出来る限り早期に職場復帰を図ります。 |
診察時のポイント |
・骨折の有無、転位の状況 ・徒手整復術にて整復位が得られたか否か |
良好な整復位が得られなかったら、手術を考慮し、連携医療機関に紹介します。 固定中でも自動運動をして、今後生ずるであろう関節拘縮・筋力低下を予防します。 固定除去後は、リハビリテーションを積極的に行い、早期の社会復帰を図ります。 |
骨折・脱臼後のリハビリテーション |
できるだけ早く回復できるよう、障害を受けた部位にあわせ、物理療法、理学療法を行います。 |
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物理療法 |
● 超音波骨折治療器[休止中。附属の整骨院で利用可能] |
骨折に対して早い段階から超音波骨折治療法を行えば、骨芽細胞を刺激し骨癒合が促進されます。難治性の骨折の場合には、患者さんが自宅で当該治療を継続することができます。(受傷後3ヶ月以内の場合には保険適応です。) |
● 機能訓練 |
痛みの原因や症状にあわせ訓練を行い、固くなった筋肉を緩め血行を促進し、痛みを和らげ、障害部位の回復を促します。 |
● SSP(低周波治療器)[休止中。附属の整骨院で利用可能] |
SSP療法器は鍼麻酔より生まれた治療器です。東洋医学の鍼麻酔の鎮痛作用と、西洋医学の電気治療(低周波治療)の組み合わせで高い治療効果を見込めます。 |
● 理学療法 |
セラピストによる機能訓練・治療を積極的に行っております。物理療法と組み合わせることでさらに高い治療効果を出すようにしております。骨折の症状にあわせ筋肉や関節を動かすことにより、障害された部位をできるだけ元の状態に近づけていきます。 |